幻想が幻想をうむBrexit

‪ ‪幻想が幻想をうむBrexit 宇宙の劇場には民が立つ依拠地というものがあったが、現在起きている巨大な劇場は、民にとって停留する港がないと形容すべきような悲劇である。ポピュリズムが舵をとっているような、幻想が幻想をうむBrexit。幻想のなかで過去の自身と出会えるはずの19世紀普遍主義(自由資本主義)に行くことができない。ヨーロッパの代わりとなるアメリカと中国は変わってしまった。かといって再び20世紀のEUに帰ることもできずにいる。これは500年前に最初に近代国家を制作したイギリスだけの難破だろうか。アジアだって、死に切った栄光の過去なのにそれが死んでいるのか生きているかがわからないままでは、21世紀の普遍主義の再構成が大変難しいのではないだろうか