‪2018年の漢字は「災」

‪ ‪2018年の漢字は「災」。市民大学講座の後で池袋駅前の喫茶店渡辺一民氏が言っていたが、財界の教育の介入によって、語学教育の中心が伝統的なテクスト読解から英語モデルの実践的会話となったが、このことが安全神話を疑う思考力を奪った可能性があるという。原発事故は如何なる意味で政治災害なのかという問題提起は、「災」の狭い定義からすると、「災」の広すぎる定義にもとづく根拠薄弱な解釈なのだろう。だけれど「狭い」「広い」という二項対立ー思考の近代ーをみとめてしまえば、結局は政治災害の観念は思考の対象からは排除されてしまうことになるのだ。「国家神道」がもたらす政治災害を考えるとき全く同様のことが言えるだろうとわかってきた