国家神道の安全神話化

大嘗祭違憲」訴訟、棄却。公費差し止め認められず。 これに関しては裁判所は、あえていいますが、まるで国家神道の復活を許すただの行政の解釈改憲ではないですか。そして国家神道安全神話を形成してきた言説の責任が決定的にあるでしょう。日本会議を擁護していなくとも、宗教学の影響力ある学説において、国家神道の狭い定義が広く成立してしまった危険性のことを子安宣邦氏は指摘します。2016年の安倍がサミット首脳達を伊勢神宮に歩かせたこと、そして今年初めに野党指導者たちの伊勢神宮公式参拝。‪解釈改憲的に憲法第9条が空文化されたように、解釈改憲的に国家神道が復活したとする見方について考えるときだと思います。ヨーロッパと同様に、アジアでも市民が依拠できる新しい普遍主義の再構成が模索されていますが、国家神道安全神話化によって非常に悪い形で模索されることは間違いないです‬