ヨーロッパといえば仏と独と英を考えれば十分で他国を考えなくてもいいとする見方はもうないだろうが、まだ英国に関しては、北アイルランド、スコットランド、ウエールズを無視しても構わぬとする見方があるようだ。イギリスの普通の人々はBrexitを支持しているのは反エリート主義によるという。しかし誰が普通の人々なのか?北アイルランド、スコットランドの普通の人々がBrexitに反対しているのは反エリート主義による。結局どこからBrexitを読むかである。特に北アイルランドは1990年代に英国-南北アイルランドの三者が制作した和平協定の実質を保つために、保守党no deal派の危険なBrexitのあり方に反対している。