ゴダール『勝手に逃げろ』(Sauve qui peut (la vie) 1980)

f:id:owlcato:20190424192948j:plain

ゴダール『勝手に逃げろ』(Sauve qui peut (la vie) 1980)

‪言語的存在である人間にとって、父の名(”ポール・ゴダール”)を構成するものはなにか?至上な天の父と卑近な世俗の父との埋まらないギャップ?ゴダールは、第三のイメージとして、人間不信に陥っている男性の顕著なマゾヒズムを描いている。理性的だけれど、野蛮かつ脆弱、また自己中心的かつ他人に攻撃的である。‬