方法としてのヨーロッパ

ロンドン市長がトランプを20世紀の全体主義者と呼んでいるらしい。十年前の2009年ロンドンG20金融危機をもたらしたグローバル資本主義ーに対する抗議デモのときと雰囲気がなんだか似ているような。包囲されながら「われわれは何をやっているのか」と考えた人々のなかには、占拠した中央銀行広場前を天安門広場前と比べてみる者たちもいた。天安門広場前が先行したのである。21世紀に、20世紀がやったようなアジアが倣うべきヨーロッパの実体を考えるとうまくいかない。方法としてのヨーロッパをかんがえていくのでなければやっていけなくなった時代ではないか、方法としてのアジアとともに