2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史修正主義

‪安倍政権の現在進行形の「レイプ事件」を闇に葬る犯人も、問題にすべきときではないでしょうか?強姦されているのは、歴史です。ものの見方がネイティブ化するとその中で別の見方をするのが難しくなります。「本当に変わるべきは一般的な考え方」と訴えても…

天皇制

この21世紀に、男性だけが天皇になるというわけ?そんなんで天皇になりたいと思う人って地上にいるんですか? "The country’s post-war constitution stipulates that the emperor is no god-king above the law, as he was before the country’s defeat in …

天皇制

男性でないと天皇になれない国なんて、その国の天皇になりたい人は男性も含めて一人もいない

‪思考が理性に覆われる前に描き終えるか、その覆いが剥がれる遅れによって描け

共和主義

歴史修正主義に欠けているのは歴史である。真に依拠できる歴史を彼らに与えよう、啓蒙主義の歴史を。徳川日本の伊藤仁斎、明治初期の福沢諭吉、そして戦後の立憲的<祭政一致>的国家を否定した象徴天皇制。ここからわれわれはともに共和主義へ行く

冬の夢を発明する詩人 革命の秋ではないから

冬の夢を発明するのは 革命の秋ではないから

スコットランド啓蒙主義

古代ギリシアの啓蒙主義は近代の啓蒙主義と違うのですね。百科全書派のフランス啓蒙主義は、ドイツ啓蒙主義(カント、ヘーゲル)と違います。英国功利主義の啓蒙主義(ベンサム、ミル)はこの両者とも違うでしょう。アダム・スミスやヒュームがスコットランド知…

ソクラテス (続き)

ソクラテスの対話的ロゴスは、先週の「論語塾」のときのアジア居酒屋で話題として現れてきたテーマである。これは根本的に考える必要のある新しい切り口をもったテーマはないかときがつきはじめた。これについて、エルマンはジョイスの理解におけるソクラテ…

ソクラテス

「ソクラテスの弁明」を読んでも、法廷でソクラテスが非難されている理由がよくわからない。嘗てゴダールが、ロッセリーニをソクラテスのように、あまりにだれかれ構わず広い範囲で対話したことが危険視されたのだと評した。ロンドンのBFIで、ロッセリーニの…

仁斎論語

‪『論語』の書き出しは、「子曰、学びて時おりこれを習う」(「子曰、学而時習之」)である。仁斎の注解(現在執筆中の子安氏訳)によると、「学とは倣(なら)うことであり、覚ることである。古えの先人たちの教えにしたがって習い、これを見聞に照らし合わせて考…

「侍女の間」

『侍女の間』は画布の中にそれを含む部屋全体を再配置するとき何をやったかといえば、小さい封筒の中に入れるためにより大きい封筒を折りたたむようなことをした。ここからバロック的問題提起がおきる。なぜ、自ら折り重なるものをフラットにしておくのか?‪…

ネトウヨとはだれか

‪ネトウヨとはだれか? ネトウヨは、指摘されているようには、反知性主義であるかといえば、そうではない。むしろ、ネトウヨの問題は、右翼にもなれないというほどの道徳性の欠如にある。ネトウヨは「みんな」という言葉をけじめを以て効率よく口にするが、…

Simone Weil

‪世界を徹底的に理念化していくとはこういうこと‬。ただし理を以て説明し尽くすこととは違う ‪->「あらゆる真空は、(受け入れられないかぎり)憎しみ、とげとげしさ、苦悩、恨みなどを生じさせる。自分の憎むものに対して、わざわいがふりかかればよいと思…

舞台空間は空間であるために要請されるものはなにか?

‪演劇が舞台空間で過去のイメージを発明するとしたら、映画館とか本屋さん、黒板とか匿名の落書きする壁、過去においてはこうした形で知識が伝えられていた配置を思い描くことが大切で、こうした世の中から消えていくもの、消失したものの痕跡、ここから、そ…

舞台空間は空間であるために要請されるものはなにか?

‪演劇が舞台空間で過去のイメージを発明するとしたら、映画館とか本屋さん、黒板とか匿名の落書きする壁、過去においてはこうした形で知識が伝えられていた配置を思い描くことが大切で、こうした世の中から消えていくもの、消失したものの痕跡、ここから、そ…

共謀罪

‪賛成派はこのことをよく考える必要があります。国際テロにやられないと説明された共謀罪がなぜ、日本を民主主義国家とは呼べない国にしてしまうのか‬。「世界」のために自分達ではよいことをしているはずのに、国連のベテランからは非難されているのはなぜ…

‪「凡そ思慮無くして動く、これを情という。纔に思慮に渉るときは、即ちこれを心と謂う」

‪「凡そ思慮無くして動く、これを情という。纔(わずかに)思慮に渉るときは、即ちこれを心と謂う」(伊藤仁斎『語孟字義』) • 詩を読んでいるような...。子安氏の評釈は、「思慮に渉らない気持ちの動きを『情』とする、と仁斎の説を訳してみた。そこから他者に…

共謀罪

‪政府は共謀罪を被告とした法廷に立つ。共謀罪の犯罪を些細なものとしてこれを弁護する。「犯罪を未然に防ぐプラスを考えれば多少の冤罪は仕方ない」、「国連特別調査官はただの『個人』だ」、「議論され尽くした」 のだからこれ以上なにも言うな、と。「一…

安倍共謀罪

国連特別調査官はもちろん、どんな「個人」も安倍共謀罪を批判できるしまた批判する責任もある。そうでなければ、人類は表現の自由と権利を獲得できなくなってしまう。共謀罪の問題を徹底的に国際問題化するしかない

狡猾な"ナショナリズムの毒"

知識人のなかには、知識の量は凄いが、知識の質が頗る悪いのがいる。自己啓発のおじさんたちはそういうのが大好きだ。佐藤なんとかかいう左巻きの言論人もそういう類の知識層なのか、ロシアについてだけでなく、知ったかぶりしてアイルランドについてテキト…

「祭政一致」論の復活?

安倍政権と日本会議の『教育勅語』の読みは、彼らの国体的「祭政一致」論(「国家祭祀」と「個別宗教」の分離をいう)の解釈にもとづく。問題としなければならならないのは、近代の「祭政一致」論を根拠に、伊勢サミットにおいて指摘されていたような「政教分…

思想と詩

‪ ‬ ‪認識は常にはっきりした目的を追及しているが、‪ ‬ 目的が達成されると終わる。‬‬ ‪これに対し、思考は、その外部に‬‬ ‪終わりもなければ、目的もない。‬‬ ‪結果を生み出すことさえない。‬‬ ‪芸術のなかで思考に一番近いのは‬‬ ‪たぶん詩だとハンナアー…

市井の人として

「オルタナティブファクト」("替わりの事実")も、一概に悪いとはいえないよ。「君子」という位ある官吏を宛名にした『論語』を私の如き世の落ちこぼれがそのまま読んでも仕方ないところを、世の中にNo!という市井の人としてのカオス的あり方を四百年の息と共…

「小人の過ちは必ず文(かざ)る」

公私混同の過ちを責める人の言葉を避けて、これを封じる大臣達の姑息な閣議決定と財務省の官吏達の隠ぺいは、「小人の過ちは必ず文(かざ)る」にあたる。姑息に粉飾して封じたあとに、覆い隠すことなどできない事態になってくることを一秒も考えられないのだ

漢語の近代

‪慶応三年のヘボン「和英語林集成」初版から二十年間で約15000語増加した。明治維新以降あらゆる言葉が増加したのである。そしてその大部分は(国産の)漢語であったという。これはなにをもたらし、何を意味するのだろうか?物の見方がそうしてネイティブ化し…

梟猫曰く

‪梟猫曰く、「遠くまで行って指示すべきものを探し続けるより、卑近のものがもつ意味を考える。読まれてきたとされるものが由る起源を遡らず、事件として誰が初めて言ったかを行いとして言う。関連性のないものから切り離してはいけないし、他のものはどこに…

共謀罪

「テロ」といわれる状態がどんな性質を具えるのか?そもそも字からして怪しいし、送り主(大臣)もさっぱり理解できないという、「共謀罪」と名指された中身不明の小包みを無理やり送りつけてこようとする、対話なき数の力ほど、「テロ」のイメージに沿う恐怖…

映画史

投影の思考の形式に依りながら投影をわれに成すことによって、métamorphoseを以てする思考の形式とわれとは合一する。思考スクリーンのもとに、思考空間の直線が送られる。問題は、このとき、この二つの間にあって平行になっている第三の思考空間が映らない…

文化多元主義

‪多元主義のヨーロッパに依りながら文化多元主義をわれに成すことによって、ヒューマニズムを以てするヨーロッパとわれとは合一する。ヨーロッパも同じヨーロッパであり得ない。この多-普遍主義を決定的に壊したのが、アメリカ主導のイラク戦争であった。ブ…