2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読本「南総里見八犬伝」

1814年刊行の読本「南総里見八犬伝」は公共放送の人形劇でみた。因果応報、勧善懲悪の思想に貫かれていると近代主義からの批判があるが、「仁義礼智孝悌忠信」の玉たちがなーんか野球のボールみたいに、世の中に飛散するのが面白かった。玉と玉が出会うのは…

日中関係を回復するチャンスが来ている

酷い現実ではあるけれど、破壊と暴力初めにありきのファシズムの政治ではない。戦前の形がそのまま来ても同じ内容では繰り返されない。多分まだ戦争も起きていないだろう。問題は、依拠できる隣国が遠くにも近くにもないことだ。TPPも同盟もないトランプの時…

デリダ

だけれどね、哲学者のデリダならば「アメリカの全体をみたい」と言うかしらね?哲学者を主張するならば、哲学者にとって、「全体」という観念はそう簡単に語りえないでしょう。譲歩して、全体が存在しても存在していなくともだね、反復しない。選挙後に新し…

TPPよ、さようなら。日米非同盟よ、こんにちは

TPPよ、さようなら。日米非同盟よ、こんにちは。「中国が勝利し安倍首相が敗北した」。米国にしがみついて本当の敗北者になるよりは、日中関係を回復するチャンスだ、巻き返せ!

「イタケ」挿話 - ジョイス「ユリシーズ」

ジョイス「ユリシーズ」にある、「太陽の牧歌神」挿話と「ペネロープ」挿話の間を漂流する、「イタケ」挿話のナレーションを為す「教理問答」...既にギリシャ神話か聖書のラテン語世界かなんかわからんが....詩と散文の区別を無くしたポストモダニズムの先駆…

トランプ

チャールズ皇太子のIRAへの言及は賢明でないが、twitterでトランプを皮肉っている内容は一考に値する。過激派の仲間を入国禁止したいの?先ずは自分の支持者を追放せよと

万葉仮名

中国知識人、朝鮮知識人、彼らに育てられた日本知識人が共同で「日本書紀」を編集した。その存在については自己証明しかないが、存在していたとすれば、「古事記」の成り立ちもこの言語的背景を無視できない。問題となってくるのは古代朝鮮語である (「ハン…

嘘のナレーション

問題となってくる‪「嘘のナレーション」は、「和平」とか「和解」が成り立ったと公に告げられるときですね。例えば、「銃の政治が終わった」という内容と正反対のことが起きている場合です。ハリウッド映画は常にこういう語りをもっています。公に告げられる…

詩と映画

‪ポストモダンからは詩と散文の区別が無くなる。詩と映画の区別もなくなってくる。タルコフスキーの詩に喚起された詩的映画は存在していたが、「映画史」のゴダールからはじめて、詩のもっている意味への問いが、映画のもつ意味への問いと重なり合うのであっ…

詩経

今日の「論語塾」では詩と詩論について学んだ。 ドウルーズの被知覚態の定義を参考にしてまとめてみた。 「詩経」とは何か?詩のもっている意味への問いー何の為に歌うのか。為政者が知らなければならない世の情態を知ること。 (それを経験した者が死後も生…

「論語塾」 1月28日

仁斎の配慮は、アリストテレスの善く生きるというフロネシス。テクネーは制作に必要な知。別のあり得た明治維新と中国が作る民主主義。トランプ登場後、日中関係回復のチャンスか!

英語

アメリカ英語だけではありません。英語は多様なのです。カナダ英語とかシンガポール英語とか、オーストラリア英語とか。インド英語、スコットランド英語も。大雑把にいうと、アイルランド英語はゲール語の影響を受けた英語です。(ゲール語もひとつではなくヴ…

英語

アメリカ英語だけではありません。英語は多様なのです。カナダ英語とかシンガポール英語とか、オーストラリア英語とか。インド英語、スコットランド英語も。大雑把にいうと、アイルランド英語はゲール語の影響を受けた英語です。(ゲール語もひとつではなくヴ…

共謀罪

大逆事件は終わらない。共謀罪またはテロ等準備罪を構成する「計画と相談」とは、潔癖な裁判官が証拠にする、国家が「相談と計画」に基づいて無理に書く作り物語だと最初に言うのは誰なのか

法・倫理・アート・思想史

「法はどこにある?」‪語ることも見ることもそして考えることができなくなってきたときに、「法は何をしている?」と言う。不確実性の侵犯が起きたときに境界の内側で「法」をさがすことの限界を自覚しているかもしれない。それに対して、「倫理はどこだ?」…

ファシスト

‪大阪地裁の山田明裁判長は、基本的なことを理解している?学ぶ権利の意味を考えれば絶対にこれをファシストに委ねられない。「朝鮮学校への補助金不支給は『適法』」‬ トランプのことばかりいわれるが、現在この日本で人類史的に恥ずべき暴力が進行している…

アイルランドのマルクス

‪マルクスの時代と国に対して対等に生きようとした彼の書く仕事は、だけれど妻の労働(清書)に依存していたのは、ヴィクトリア朝男性作家と変わらないのであった。ロンドンでのマルクスの亡命生活は労働者たちから完全に孤立していたといわれる。むしろ隠遁し…

デリダならば靖国問題をどう考えただろうか

デリダならば靖国問題をどう考えただろうか この考え方に賛同する人もいるだろうし賛同しないひともいるだろうが、憲法は憲法の中で作ったものを作っても何も獲得できない、と、この認識から、国民投票(憲法制定権力の痕跡)と言論の自由(政府は質問に説明せ…

言語の端

‪宇宙に"見えない"暗黒物質が遍在しているという。そこで、どこにも存在するが私に聞き取れなかった、書かれない言葉の存在を連想する。「恥ずかしい」と思わされていて「公」に現れず辞書もないのが普通。発音の仕方はそれを使っている場面で学ぶ。「私」の…

犯罪は犯罪。個人が少女を強姦するのは犯罪。だが国家が少女を強姦したときは国家の問題とされる。国家が行なう人類に対する犯罪は国家の上に、法の存在は国家の下にと線引きされる。 犯罪は犯罪である。個人が少女を強姦したときはそれは犯罪を構成する。国…

云々

この「云」は「論語」で頻出する。口ごもって声を出す、転じて、ものをいう。如何に似ているといわれようと、「云」と「伝」の差異は還元できない。「伝」は文章に関わる(だからか注釈の意もある。)「云々」は「云云(うんうん)の連声」という。「云々」を読…

云々

この「云」は「論語」で頻出する。口ごもって声を出す、転じて、ものをいう。如何に似ているといわれようと、「云」と「伝」の差異は還元できない。「伝」は文章に関わる(だからか注釈の意もある。)「云々」は「云云(うんうん)の連声」という。「云々」を読…

でんでん

勝手に、「でんでん」と言い切られてしまった島の土人たちは怯えて永久に正せなくなってしまった。いきなり「云々」から追放された「うんぬん」はこれからどこに身を寄せればいいの 宣長とか篤胤みたいな国学者が勝手な読み方をしたニャ。そういう知的なもの…

イギリスの最高裁

「われわれ自身」のアイディンテイテイーの政治がEU離脱の国民投票へ行く。最高裁の判決によれば、憲法と等価のEU法の根本に関わる決定についてはーしかも国内に居住した人々の既得権が脱退後に害される場合ー、(主権者の)議会の介入が必要という。つまり政…

ポスト構造主義以降の美学

やはり気になる点であるが、ヨーロッパ人の頭で考えると一致するが、アジア人の頭で考えると一致しないズレを消してしまう嘗ての普遍主義を一生懸命作り直している「『構造主義』以降の現代思想」ならば...。そうではなく、多としての普遍主義について新しく…

ポスト構造主義以降の美学

やはり気になる点であるが、ヨーロッパ人の頭で考えると一致するが、アジア人の頭で考えると一致しないズレを消してしまう嘗ての普遍主義を一生懸命作り直している「『構造主義』以降の現代思想」ならば...。そうではなく、多としての普遍主義について新しく…

Three things you need to know about today's Brexit ruling.

Three things you need to know about today's Brexit ruling. ✂ http://bbc.in/2jt5d1W ‪Supreme Court ruling - key points‬ ‪• The 1972 Act that took the UK into the then EEC creates a process by which EU law becomes a source of UK law‬ ‪• So…

Three things you need to know about today's Brexit ruling.

Three things you need to know about today's Brexit ruling. ✂ http://bbc.in/2jt5d1W ‪Supreme Court ruling - key points‬ ‪• The 1972 Act that took the UK into the then EEC creates a process by which EU law becomes a source of UK law‬ ‪• So…

Joyce

ブルームの理解不足にはいかなる慰めがあったか? 自分が鍵のない有能な市民として確定しがたい空虚のなかを未知の世界から機知の世界へ精力的に前進して来たこと (ジョイス「ユリシーズ」イタケ挿話より、丸谷共訳)

ネット

今更ですけど、ネットの全国新聞の記事の下に自由に投稿されてくるコメントを読めます。紙だと、書評委員会に選ばれた本のように、選ばれた投稿文を読まされるという感じでしたから