2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

執筆中。(「方法としてのアジア」について)

整理できていない... 夏目漱石から竹内好を読む、あるいはその逆。「わたしは夏目漱石のよい読者とはいえないが、読んでいて面白いときは「西欧」を考えている文である。漢字漢文の高さはある。だが漱石は、明治維新の一国主義は前近代を失敗しているという…

フーコはいかに「言説」を語ったか

‪フーコはいかに「言説」を語ったか(No.1)‬‪16世紀の言語(ランガージュ)は、自己にたいして、たえざる注釈という立場をとっていた。ところでこの注釈は、何らかの言語(ランガージュ)がそこにあるー何らかの言語(ランガージュ)が、それを語らせようとして用い…

2019年の選挙

これから投票所へ。社民党の存続が気になっている。立憲民主党、日本共産党、山本太郎?女性の政治家の数も大切な判断材料。安倍政権は「安定か混迷か」と訴えるけれど、有効需要の不足による不均衡なまま安定していることが問題。それでも安倍はアメリカし…

「方法としてのアジア」

ネオリベの言説「敵と競い合う世界」ー向こうからきた人はこちらに最悪の攻撃をしてくるからそれを想定して報いる必要があるーに対しては、それが拠るゲーム理論のパレート最適的前提が社会民主主義的見方から再検討されました。また共同体を重視する倫理的…

漢字論

‪漢字は他の文化を盗む為に必要だったと考えてみる。盗んだ痕跡は残る。寧ろ神話に他の声が介入してくるように漢字で盗まなければならなかった。ナショナリストが漢字に依拠できるオリジナリティーがないと嘆くときは、映画を観て「英国の空は美しい」と言う…

MEMO

今日の講座(子安宣邦氏)では大変興味深い宇宙生成論における始まりのことが説明された。朱子が語る太極の無という始まりは理でなければならない。本居宣長は始まりははっきりとしないという。平田篤胤は救済論的に正しい始まりを考えた。破綻した後に、補い…

運命の力

‪ヴェルディのオペラ「運命の力」を観て思ったのは、登場人物達を突き動かしている名誉とか評判。あれは何だろうかと。私にとっての意味を考えるのですね。名誉と評判から生じる葛藤に惹かれることはないですが、しかし望む本をもっていないこと、これほど不…