2016-02-12から1日間の記事一覧

網野義彦『無縁・公界・楽――日本中世の自由と平和』(1978) について

網野義彦『無縁・公界・楽――日本中世の自由と平和』(1978)に、(映画監督の溝口の)溝口史観のことが興味深く言及されていて、網野はアンチ溝口史観らしいのですね。溝口映画を一生懸命みていたときがありましたから、たかだか映画に中世をめぐる解釈と歴史観…

バレンボイムのブルックナー

演奏中に弦がきれてしまうのを初めて見ました。ブルックナーのマッチョ主義は、ワーグナー流の少女の心をもったへラクレイスの彷徨える都会的にデガダンスとは違って、私の印象の中では、あたかも夢の楽園の花を目覚めたらそれを手にしていたというような、…