2016-06-03から1日間の記事一覧

八十年代のゴダールは、「天と地の間」、「記憶の時代」という探求の時代を生きることになります。「映画」という「道」の「制作者」を、「作家」として、まるで「先王の教えは礼なるのみ」(「弁名」)という調子で祖述することになります

1、「パレスチナ政治映画の時代」を終えて、八十年代のゴダールは、「天と地の間」、「記憶の時代」という探求の時代を生きることになります。「映画」という「道」の「制作者」を、「作家」として、まるで「先王の教えは礼なるのみ」(「弁名」)という調子で…

荻生徂徠と社会哲学

荻生徂徠と社会哲学 A 荻生徂徠と社会哲学われわれの言語が言語化できないような、人物の性と日常事物の規範の間の一致、その無分節の世界について「中庸」は物語っていますが、まさにこの一文がそういうものですね。それは朱子学の難問を構成しますが、こう…