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スピノザ

スピノザは「神学・政治論」(1670)の最後でこういう。民主国家においてはすべての人間は共同の決定に従って行動すべく義務づけられているが、共同の決定に従って判断し思考するようには義務づけられていない。すべての人間が同一の意見をもつというふわけにいかない。考えることをいう自由を人間から奪うことはできない。宗教的並びに世俗的事柄に関する最高権力の権利をただ行為の上にのみ及ぼさしめ、そのほかは、各人に対してその欲することを考へ且つその考へを言う権利を認めること、これほど国家の安全のために必要なことはないのであるという。スピノザの言葉は正しい。だからわれわれは共謀罪に反対する。共謀罪とは、共同の決定に従って判断し思考するようには義務づけ、考えることをいう自由を人間から奪うからである。人間の義憤もみとめようとしない後期近代というのは一体どういう時代なのだろうか‬

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