2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

旅としてのデカルト

‪建築物は人間の住処であるように、旅というのは人生の住処‪「私は〈訓育者〉におとなしく従わなくてもいい年齢になると、[…]残された青春時代を旅に費やすことに、[…]色々な気質・身分の人達と交わることに、色々な経験を積むことに[…]使いました。」…

ユーモア

‪‪エンデのユーモアについて語っている文を読みました。『他者を手段としてのみならず、目的としてとらえよ』は、ユーモアじゃないでしょうか。他者を手段にしなければ失敗するし失敗してもいいんだよと。私たちには足りないところがあるから、だからこそ愛…

連邦制について

連邦制とは何でしょうか?連邦制には、多様性をもつ個体(共同体)が独立性を保っていかに全体と関わるかという課題があります。それだけはありません。連邦制の根底に、委ねられた権力を超えない、check and balance (三権分立)の考え方があります。権力に対…

I learn the Iroquois from Wili

The Iroquois (/ˈɪrəkwɔɪ/ or /ˈɪrəkwɑː/) or Haudenosaunee (/ˈhoʊdənoʊˈʃoʊni/) are a historically powerful northeast Native American confederacy. They were known during the colonial years to the French as the "Iroquois League," and later as …

武士とはだれか?

‪武士とはだれなのか?武士とは何か?そのオリジナリィティは何か、まだわからないままである。武士はずっと野蛮だったのか?否、彼らは徳川ジャパンの時代にはいると制度の中で役人的に学んだ。殉死する武士というのは、平和の時代に発明された。中江藤樹の…

ロシア革命の影響 2

‪ロシア革命の影響など存在しないと敢えて考えることもできよう。ロシア構成主義やロシア・アバンギャルドというロシア革命の普遍主義が消滅し切った後に、現在、アーテイスト(J-Waveの"アーテイスト"に非ず)が表象批判を以て、グローバル資本主義批判の役割…

ロシア革命百年、その影響は?

‪1917年とは何であったのか?ロシア革命百年、その影響は?1917年は、20世紀民族主義と国家を発明した後、スターリニズムとファシズムを生み出すその原理主義を確立した。問題は、アジアへの影響。アジアの代表的思想であった朱子学的な物の見方への影響を考…

1987年 ー 映画は文化へ行く

‪建築物は人間の住処ならば、映画は記憶の住処だろうか。映画というのは、産業か芸術なのか曖昧だったのだけれど、1987年に中途半端さが極まる。映画は文化へ行くことになった。「ラストエンペラー」と「ベルリン天使の詩」がそれぞれスクリーンに映し出した…

労働法

学生時代はリベラルな労働法ゼミにいた。丸山批判より三木や和辻の話題がリアルだった。労働法が労働法として成り立つ為には、マルクスの出発をもつ倫理学に行くべきだと教授は言う。倫理学とは何かわからなかったので驚いたのを思い出した。解体<日本思想>…

どの政党も、選挙によって議席を獲得する権利があります。しかし議席を持ち続けることは正義に合致していなければなりません。

‪どの政党も、選挙によって議席を獲得する権利があります。しかし議席を持ち続けることは、正義に合致していなければなりません。平等の割合を超えた議席を所有するのは正義に反しています。法律がなくとも、自発的に、国会に返すことをやってください‬

仁斎論語

‪Le Maître dit: <La vertu suprême est-elle vraiment inaccessible? Je désire la vertu suprême- et la vertu suprême est lá > Confucius, Les Entretiens ‬‪「子曰く、仁遠からんや。我れ人を欲すれば、斯(ここ)に仁至る。」‬‪「これ仁の甚だ近きをいうなり」(仁斎『論語古義』子安訳)。他者の立場に立って、人の惻隠の心との連関でとらえる仁がいわれる。仁斎の思想</la>…

本居宣長

‪まだ、いったいだれが本居宣長をナショナリストだと言っているのだろう?ここで宣長は、古えの心を知るためには古代の言葉を読む必要があるといっているだけだ。ここから問題となってくるパラドックスとは、魂(タマシヒ)がすんでいる、言いかえれば、古代の…

和辻倫理学の問題

‪和辻倫理学がマルクスから始まったことは、彼の『人間学としての倫理学』以降の倫理学的著述においてはまったく消されてしまっている。マルクスの社会的存在としての人間も、間柄的存在としての人間という和辻倫理学的な人間存在となる。それとともにあの始…

‪『ユリシーズ』

‪『ユリシーズ』は冒頭から終わりまでアイルランドのことしか書いていない。それなのに最後の頁の署名<トリエステ、チューリヒ、パリ、1914-1922'に、ダブリンの印がない。なんとも奇妙だ。恰も、それはヴェール=帆で隠されている。今日まで一度も、'ダブリ…

憲法

憲法は国会の会期を規定している。民主主義に関わるからだ。安倍自民党に、会期の実質を壊すほどの、国会をやらない要求を強行採決でみとめたら今後どんな危険が起きるか?「与野党で合意に至らない場合は衆議院本会議で採決して会期を議決することもやむを…