2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大杉栄

‪「マイナスの価値(日本はダメだ)をいうのはいくらでもできるよ、こんな簡単な国ないよ。しかしプラスの価値を言うのが大事でしょう。これからどう生きるんだということ…を、言わなければいけない。そうしたら、若者はついてくると思う。そういう話を聞き…

思想の歴史

‪思考の優先順序としてまず考えることがある。それは分節化されない変なものである。変なものが変なものとしてマイナーなポストモダン的多様性にとどまっていたらどうなっていくのだろうか?ところがこの変なものは、近代の単線的直進に対して「なんとかしな…

MEMO

‪「ーにおけるー」と、「ーというものー」、「ーにおけるー、ーにおけるー」はそれぞれ作用を為していているけれど、体をともなわせなければ意味がでてくこない。「日本における思想の歴史」(偶然性)、「日本という思想の歴史」(固有性)、「東アジアにおける…

美学

‪17世紀という時代は、美学が自分のことを喋り出す時代なんだね、17世紀はそういう場所をつくるというか。18世紀の問題は、絵と彫刻、音楽なんかー詩もーを語るようには言葉が語るようにできなくなってくる。私の理解では、この時代に、美学は書くことができ…

漢文

漢文の読みというのは、スローモーションで、漢字が真珠の玉たちのようにおちて地にばらばらに散在していく方向と、それとは逆に、散在していた玉たちが恰も天に向かうように飛び上がっていく方向の二つから成り立つ。前者は破裂したような玉と集まった顔が…

21世紀の漢字廃止論はなぜ、理性の私的使用にNo!と言えないのか?

‪21世紀の漢字廃止論はなぜ、理性の私的使用にNo!と言えないのか?漢字を読むとき色々考えなければならないという、それが効率がよくないという。恐らく出版社の行き過ぎの宣伝だろうけれど、そうして漢字が日本語を滅ぼすというだけの根拠で、漢字廃止をい…

ポスト・オリエンタリズム

「明治維新・王政復古150年」にたいしては、漢字書き下し文で考えらえた思想が忘却されてきたのではないかという問題がある。国内亡命の場所がどこにあるのかを問うことは、知識人の漢字書き下し文で考えらえた思想をもつことがなければ、成り立つことはない…