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言葉と物のコンパクトな世界 No. 21
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「私にとって決定的だったのは、サルトルが戦前に書いたバタイユについての論考を戦争後になって読んだことだった。サルトルの論考は、無理解、不当、尊大、憎しみ、そして攻撃性の見本のような代物だったので、その時以来私は断固として反サルトル、バタイユ支持となった。」
-M・フーコーとの対話- -
政治家のイマージュほど、
愛されるもののイマージュからほど遠いものもなく、
国家的事由とは愛の至高な価値の対極にある。
われわれの前で世界の全体を抱擁してみせる力が、
国家には微塵もないかか失われてしまっている。
この宇宙の全体は、外部である、愛されるものの中では、
客体として与えられ、
それと同時に
内部である、愛するものの中では、
主体として与えられる ージョルジュ・バタイユ -
rien
n'est plus contraire
à l'image de l'être aimé
que celle
de l'état
dont la raison s'oppose
à la valeur souveraine
de l'amour
l'état n'a nullement
ou il a perdu
le pouvoir d'embrasser
devant nous
la totalité du monde
cette totalité
de l'univers
donné
en même temps
au dehors
dans l'être aimé
comme objet
au dedans
dans l'amant
comme sujet - Battaille