『
古事記』は遥か古代から現在まで連綿と語り伝えられてきたといいたいのでしょうか?だけれど声は言語の端にたつ鏡が映し出すには境界なくあまりに大きいことでしょう。わたしはア
マチュアですが、それは無理というものです。だがそれを書いた人の姿がこの鏡に現われることは、ベラスケス「侍女の間」での場合と同じだと思います。そのとき問題となるのは、歴史的にどういう条件でこの書く人が可能となったかですよね。
•「上つ代のかたちよく見よいそのかみ
古事記(ふることふみ)はまそみの鏡」
本居宣長『玉鉾百首)』