2016-02-18から1日間の記事一覧

Godard's goodbye language

Thematically indebted to Mary Shelley’s Frankenstein, Goodbye to Language is Godard’s take on the creation of a monster, with the director himself in the role of the mad scientist. While he lets his creation gather intellectual and emotion…

この五年間のあいだ、25名程の思想家たちの仕事 (江戸・明治・大正・昭和前期と後期・平成)を通過することになったが、それはなぜなのか?

「私は概して、映画のそこが好きだ。説明不在の、光に浴たす、壮麗な記号たちの飽和」(オリヴェイラーがゴダールに言った言葉) ▼映画の歴史において目撃したことは、消滅しつつある映画が詩に移行していくことになったという歴史であった。つまりイマージュ…

和辻哲郎を考える

和辻哲郎が「国民道徳」をモダンな「倫理学」にシフトさせた功績は大きいといわれます。子安宣邦氏はこう指摘しました。「20世紀初頭の近代日本が直面する国家的・社会的規範から生まれた国民道徳論は、19世紀初頭の国家的危機に対応した水戸学の政治神学(国…

近代としての「国民道徳」の誕生

近代としての「国民道徳」の誕生 ▼「徳義は一人の心の内にあるものにて、他に示すための働きにあらず。修身といい、慎独といい、皆外物に関係なきものなり。・・・故に徳義とは、一切外物の変化にかかわらず、世間のき誉を顧みることなく、威武も屈すること…