2018-06-10から1日間の記事一覧

グローバルな視点をもった市民の思想

‪民主主義を考えているのは左翼だけではない。理念型の右翼を想定すると、彼らが民主主義を論じるときは国家からの実現を考えている。国民からの実現ではない。(大衆を包摂した国民から民主主義の実現をかんがえていたのはファシズム)。理念型左翼のほうは、…

ふくろうねこと学ぶ『論語』

ふくろうねこと学ぶ『論語』ホーホー、力をもった悪い奴らは地獄おちでしょうか?否、現実は、善人は救われず、権力者は何の後悔もなく平然と余生をおくるのでしょうニャ。そういう力が支配する現実の世界でやっていけのかと問われれば、やっぱりわたしはや…

『自転車泥棒』

戦前イタリアはそれほど戦争につきあわなかったのに釣り合わないほどの被害を受けた。悲惨と中途半端さから生じた屈辱感こそが、『自転車泥棒』の人間を見つめるラジカルさを理解した。公に感謝せよみたいなことを言って再び自らのブルジョワ性を隠蔽して恥…

‪「天地公共の道理」(横井小楠)

‪「天地公共の道理」大学時代にやった「法は科学として成り立つか」という議論は、常のこととして初めからもう結論がわかってしまっているような透明な中立性というか、目的合理性に枠づけるゴールをもっていた。しかし問題は、ここからであった。問題は、19…