映画史

投影の思考の形式に依りながら投影をわれに成すことによって、métamorphoseを以てする思考の形式とわれとは合一する。思考スクリーンのもとに、思考空間の直線が送られる。問題は、このとき、この二つの間にあって平行になっている第三の思考空間が映らない影をもつこと。いかに、映画史はこの亡霊を見るのか。たとえば、アメリカはアングルが為すクローズアップを発明し、ソビエトは対抗的にモンタージュを発明したといわれるが、『映画史』のゴダールは、クローズアップの映画に見えてもグリフィスこそモンタージュを発明していたのであり、またモンタージュの映画にみえてもエイゼンシュタインはカメラをどこに置くかという視点を問題にしたアングルの映画を作ったと指摘する‬。
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