靖国公式参拝はいつ終わるのか?

靖国公式参拝はいつ終わるのか?

五反田駅附近の食堂でのこと。直ぐ横のテーブルに来た父親が十代後半の息子に、神道とは何かを聞かせ始めた。いきなり、彼は神道は宗教ではないと切り出す。日本会議神道政治連盟と同じイデオロギーを伝える。靖国公式参拝は問題がないのは、<祭政一致>という日本固有の文化的伝統は憲法よりも上だからという。その伝統は和を尊ぶことにあるという。だから日本人はNoと言わないのだとも。それを認めた上で、ということだろうか、和を尊ぶこの国では、宗教はみんな、政教分離をしっかり守れよ、と言っていた。そうしないと、西欧で起きた宗教戦争がはじまらないとは限らないからというんだね。だけれど和を尊ぶ文化的伝統のもとで、どうして五十カ国以上の国と戦争したのだろうか?そして果たして、息子は父から一言でも神道の話を聞いたのだろうか?