反- 明治維新150年

明治国家を制作した言説「祭祀国家論」は「ただ単に闘いや支配システムを物語るものであるばかりでなく、闘いの目的及び手段でもあり、奪取が目指される権力」であった。また日本会議明治維新150年に、この「祭祀国家論」を批判的に語る言説もそうなのである。しっかりこの視点をもたないと、「安倍政権問題」をとらえることができないのではないか

「言説は[…]ただ単に欲望を表明する(或いは隠す)ものであるばかりでなく、欲望の対象ともなるものであり、また言説は-歴史が絶えず我々に教えてくれる通り-ただ単に闘いや支配システムを物語るものであるばかりでなく、闘いの目的及び手段でもあり、奪取が目指される権力でもある。」(フーコ)