2017-03-29から1日間の記事一覧

「弁名」ノート‬ No. 24 ( 私の文学的フットノート)

「弁名」ノート‬ No. 24 ( 私の文学的フットノート) ここでは、仁斎徳論の批判が書かれている。「徂徠はここで仁斎の徳論を朱子の説と大同小異とし、宗儒の側に押しやりながら自らを差異化している。これは徂徠仁斎に対して終始とっていた言論的戦略である。…

「弁名」ノート‬ No. 23 ( 私の文学的フットノート)

「弁名」ノート‬ No. 23 ( 私の文学的フットノート) う‪「朱子解して曰く、「徳の言たる得なり。道を行いて心に得ることあるなり」と。それ道なるものは先王の道なり。伝に曰く、「苟くもその人に非ずんば、道虚しくは行われず」と。すなわちその徳未だ成ら…

零と廃墟‬

零と廃墟 零というのはそれは何も無い世界に通じる入り口を一つもっている、と勝手にこの想像を推し進めると、壁がボロボロとなった廃墟は沢山の入り口があるでしょうか。そこに参照できる本があったり、時間差のある人びとがいたりして、本ごとに特殊性があ…