2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

世界宗教

昨日古本屋で手に入れた津田左右吉をパラパラとめくる。「世界宗教」という言葉に目がとまる。思い返すと、ヨーロッパではキリスト教・ユダヤ教・イスラム教の三教の傍観者的観察者だった。現在は仏教・儒教・神道の三教になっているのだけれど。人類に共通…

米国によるシリア攻撃

米国によるシリア攻撃の支持を表明した安倍首相の言葉にアジアへの共感が微塵もない。「大量破壊兵器」を口実とした二度目のイラク戦争を止めることができなかったかもしれないのに

米国によるシリア攻撃

米国によるシリア攻撃の支持を表明した安倍首相の言葉にアジアへの共感が微塵もない。「大量破壊兵器」を口実とした二度目のイラク戦争を止めることができなかったかもしれないのに

「偉い」批評家がいなくなった

「偉い」批評家がいなくなった今も同じことをしていると、筒井康隆に限らず、昔は知の権威への対抗で稼いだ存在感も、対象を欠いては成り立たぬ小市民的対抗だった正体がバレバレに

伊藤浩子「未知への逸脱のために」"日々の痕跡"<出会いの約束>"を読む

1 「傾いた道しるべ」が「瞳」を覆うように、「くろかみ」は言葉を覆うとおもわれるときでも、中から現れてこない言葉はないのではないだろうか。「くろかみ」の隙間たちからみえてくる「一切」はそれほど「まっすぐ」ではないのは、平面が曲面を覆うことが…

応仁の乱?

見向きもしなかったこんな本がベストセラーとして読まれているらしいが、その理由は何だろうかね?1467年をいい表す「人の世むなし応仁の乱」という語呂合わせすら知らないほどで、情けないことに、事実的知識もないので容易に入り込めない。申し訳ないが拾…

外国語

‪外国語は口論しないと中々上達しないが無礼にならないように気をつけなければなりません。ダブリン郵便局で怒ったときのこと、持ち帰った小包の裏側にMADと書かれていました‬

ゴダール「カルメンという名の女」

黄金時代といわれる80年代のゴダール「カルメンという名の女」の事実上脚本を書いたパートナーのAnne-Marie Miéville。ラカンの研究会にずっと出ていたということから、映画にラカンの影響を読み取る批評家が多いですが、どうでしょうか?精神分析について詳…

漢字論

百田尚樹は、「日本再生」のために、中国を偉大な国と勘違いさせる『漢文授業を廃止』せよと言っているようだけど、これはとくに目新しい主張ではない。繰り返されてきた排除主義、漢字を「借り物」とみなすナショナリズムである。 百田尚樹は「他国の文化は…

「教育勅語」は何を言っていたかでなく、それが何をしたかを問うこと

「教育勅語」は何を言っていたかでなく、それが何をしたかを問うこと。家族的共同体の尊重が記されても、これと反対のことが起きたのは、何千万人の命を奪う「戦争勅語」だったから

価値形式論

貨幣の一般的等価形式の商品におけるものとしての交換価値をいうマルクスのこの交換価値の捉え方は背理という。「交換価値は、何か偶然的なるもの、純粋に相対的なるものであって、商品に内在的な、固有の交換価値というものは、一つの背理…のように思われる…

黒澤明「乱」

武士は自らを表現する文化がなかったという。だから武士は貴族・僧侶の文化を借りたといわれる。彼は自らを代表するために代表されなければならなかったというわけだ。だが貴族・僧侶の滅びの美意識を借りて成功したか?久々に、黒澤明「乱」を観たのは、映…

漢字論 ー 沖森卓也

メモ 漢字を手放さなかった日本語 沖森卓也 言語の歴史から見ると音の話も面白くて、「景色(ケシキ)」という言葉がありますよね。あれは風景の「景」だから「ケイシキ」ですよね。なぜ「ケシキ」なのかと考えると、もともとあの字は使ってないんです。 ――…

憲法と「教育勅語」は両立できない

‪「憲法に反しない形で」と限定するように閣議決定したとしていますが、この嘘は本当にひどいですよ。戦争と何千万人の命を奪ったものに教育を委ねることを憲法は拒んでいます。憲法は、憲法を否定する「教育勅語」を限定できません。憲法と「教育勅語」は両…

近代

キリスト教のラテン語もおなじようなことだったと察するのですが、維摩経のことはなにも知らないのですけど、素人考えで、仏教一般についておもうことですが、意味がわからないですよね、だから呪いになってしまったものが多いのだと思います。長い年月のう…

本屋

嘗て六本木の本屋は、モダニズムの時空を解体する導き手を演出した。その一階の三分の一は建築と思想の本、二階の殆どは映画の本で占められていたが、現在は、食・呪・ツーリズム・ロリコン・自己啓発の本。洋書なんか無いんだな。何ともむなしい気持ち。‪と…

デモクラシー

この問題は支持率の問題でしょうか?そうではありません。デモクラシーの問題だと思います。デモクラシーの拡充のために、と言いましょうか。安倍内閣とのたたかいにおけるものとしての証人喚問をいう野党のこのたたかいのとらえかたは、大手マスコミの手に…