2017-10-09から1日間の記事一覧

柄谷行人のカント

1、「それ〔「目的の国」〕は現実的・経済的基盤を欠いたものではありえない。カントが「目的の国」を統整的理念としてみたことは、資本制経済への批判をはらんでいる。資本制経済は「他者の人格における人間性を目的として扱う」ということを致命的に不可能…

紀元前5世紀の「聖なる時代」

‪われわれはどんな時代に生きているのだろうかと考えますと、グローバル資本主義の前に無力となってしまった時代のことをおもうのです。対抗的に、国家を作り直そうと一生懸命かんがえる人たちが少なからずいます。しかしその国家が容赦なく戦争法と共謀罪を…