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言葉と物のコンパクトな世界 No. 28
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こうした錯乱状態は、言語ランガージュにたいして、特権とまでいわないまでもすくなくとも、労働あるいは生命の場合と較べて独異と見えるある運命を課することになるわけだ。(
博物学の表(タブロー)が分裂させらたとき、生物は分散させらることなく、逆に生命の謎のまわりでまとめなおされた。
富の分析が消滅したとき、あらゆる経済過程は生産と生産をを可能にしものとのまわりでもとめなおされた。...
ところが、一般文法の統一性ー言説(デイスクール)-が解消されたとき、言語(ランガージュ)は、その統一性がたぶん回復されることの不可能な、多様な様態で出現し始めたのである。
(’渡辺一民訳) -
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