2018-11-15から1日間の記事一覧

漢字論

夢の中で荻生徂徠がわたしに、「そこに漢字が書いてあるか?」ときく。 と、そのとき私は漢字を見たのはどうしてなのか?本当にそこに漢字があることを確かめたかったからだろうか? だけどこのようにいちいち見なければならないとしたら、東アジア漢字文化…

エクリチュール論

‪近代の始まりが、原初的テクストにおいて列挙されたものの分けられる場所である<なかで>を不可能にすることによって、列挙される<と>を崩壊させてしまう。ここから、<と>は言語のなかの未知数と成る。崩壊はおどろおどろしい境界とは無関係で、理の言語的存…

ポストモダンの多神教の時代に、一神教のあり方を考えることにどんな意味があるのか?No.2

新オペラ座のシェーンベルク「モーゼとアロン」をみたときは、この舞台で何が問題とされようとしているのか正直わからなかった。2018年の現在、オペラをみながら、砂漠を舞台とした戦争、敗戦の度に多神教に偽装したであろう一神教のあり方を考えていた自分…

十年間

どんな本を読んでもかまわない。何を読むかは自由だ。だけどもしあの大学の教授たちが根本的なことを学生に考えさせることができたら学生達はああいう本を買わないだろうと思う。そもそも現在の教授が根本的なことを考えたことがないのかもしれない。 お前は…