多神教的か、一神教的か

ハロウィンなんですね。多神教的世界を祝うケルトの世界といわれますがね、イエーツについては彼がアイルランドに書きこんだ想像の共同体は一神教的なものでしょう。そう読めます。ラシーヌのフランスからアラン島へ行けとイエーツに言われて行ったシングですが、現地で彼はリアルにゲール語を研究したし、祭祀共同体について綴ったかれの詩を読むと、どうも多神教的な関心によったのではなかったかと思うのです。国家を呼び出すのはイエーツの一神教ロマン主義言説のほうなんでしょう