2014-08-05から1日間の記事一覧

大正全体は、大正文学をはじめ、明治の大理想を非常に世俗化した卑小な精神で語る言説空間。この空間は矛盾だらけさ。

1918年は、シュペングラーSpengler [西洋の没落」(第一巻) 刊行の年。この十年代から十九世紀が終わり二十世紀が始まるとされるが、渡辺一民氏「二十世紀精神史」も、1910年代のヨーロッパと大正の日本の比較からスタートした。1910年代といえば、この時代…