2019-04-08から1日間の記事一覧

ゴダール『カルメンという名の女』(1982)

わたしの一番好きな映画。アンヌ= マリー・ ミエヴィルの力がなければ間違いなく完成しなかった作品。フェミニズムのグループはもっと彼女の役割を明確にすべきだと要求している。『カルメンという名の女』(1982)は、病院の花壇にいるゴダール自身の姿から始…

『ゴダールの決別』(1993)

『ゴダールの決別』(1993)は、ギリシア神話の神ゼウスと人妻とが浮気をするエピソードをもって、神と肉体について説話的に物語った作品であると解説される。夫が一晩家を空けた日、突然帰宅した夫シモン(ドパルデュー)が別人のようであった。シモンは妻ラ…