2019-04-24から1日間の記事一覧

ゴダール『勝手に逃げろ』(Sauve qui peut (la vie) 1980)

ゴダール『勝手に逃げろ』(Sauve qui peut (la vie) 1980) ‪言語的存在である人間にとって、父の名(”ポール・ゴダール”)を構成するものはなにか?至上な天の父と卑近な世俗の父との埋まらないギャップ?ゴダールは、第三のイメージとして、人間不信に陥っ…

『ジェーンへの手紙』(Letter to Jane 1972)

‪『ジェーンへの手紙』(Letter to Jane 1972) では、ベトナムのジェーン・フォンダの写真を問題にした。「表象行為のなかには剰余価値が作用する契機は存在しないだろうか?」映画が映画としてあるために、内省の力とイメージにおける抵抗のあり方が問われる‬

ゴダールの『ウイークエンド』(Week-end 1967 )

‪ゴダールの『ウイークエンド』(Week-end 1967 ) 永久だとおもっていたのに束の間だった映画の命の終わりを告げる黙示録。だれのものかわからない埋葬されぬ死体たち、火炎、戦争、目覚めることのできない悪夢。‬

ゴダールの『万事順調』(Tout va bien 1972)

ゴダールの『万事順調』( Tout va bien 1972) ジェーン・フォンダが友情出演した『万事順調』は、テレビ局のストライキを舞台にしている。はたして個人は、集団の声のテロリズム(フランス共産党と労働組合)から、匿名化されている自分の声を取り返すことがで…