パレスチナの状況とアメリカのインデイアンの運命の間には、驚くほどそっくりです。否、はっきり言ってしまえば、まったく区別がつかないほどの同じことが進行しています。これは日本にとって何を意味するのか?

パレスチナの状況とアメリカのインデイアンの運命の間には、驚くほどそっくりです。否、はっきり言ってしまえば、まったく区別がつかないほどの同じことが進行しています。つまり排除と虐殺を行なっていくイスラエル建国の歴史は、排除と虐殺を行なったアメリカ合衆国の誕生を反復しています。これは、日本にとってなにを意味するのか?

さて集団的自衛権も、自衛隊国連軍参加も、これらの観念の源泉の一つに、アメリカ連邦制モデルがありました。また今日、アメリカ帝国のためにますます軍事化していく日本はアジアの'イスラエル'という側面も否定できなくなりました。

結局、日本のアメリカ化と言おうとイスラエル化と言おうと、植民地主義のどの国家に視点を置くかの問題であって、侵略の本質に大きな違いがありません。これだけは言っておきますからね!

 

イスラエルパレスチナの関係の問題は、植民地主義の西欧全体と被植民地のアジア全体との関係においてとらえるべき問題。この問題が、東アジアにおいて西欧に属する日本にとって何を意味してくるのかについても考えている次第です。集団的自衛権の行使ー自衛隊の軍事的派遣ーは、中近東となる可能性が非常に高いのですから