『仁斎論語』

思考できないものを思考するためにはフーコが言うように言語を集中させなければならない。「明治維新」の失敗は、ヨーロッパ語から行った言語の拡散というような体制にあった。ポストモダン孔子ポスト構造主義の『論語』、そして漢字文化圏コスモロジーをもった朱子学の読み。これらを以って言語の集中が起きてくるアジアの思想の読みが、将来の中国に、グローバル資本主義に対抗する現在のヨーロッパが模索して実現できないでいる新しい普遍主義(他民族と周辺との関係を考える)とグローバルデモクラシーに欠かせない知識革命を与える可能性がある。実力不足だが、どれくらい自分の限界があるのかを知るために、私はそれを書くとおもう