詩 ー「クールなんとかなんとか」というクール語をしゃべる足跡たちをみて

 

眼鏡のような本でないと見えないのだが
宇宙の氷河の淵に衝突した
塵たちの
ブラウン管のなかで「クールなんとかなんとか」という
クール語をしゃべる足跡たちをみて、...
重商主義国家が喋っているのかとおもってしまった
わたしなら、
なにもかもダメになったからといって
彼ら彼女らのように、氷河の形をさがすという同一化の冒険よりも、
そうやって氷河の形を一生懸命求めたからなにもかも歪になったんじゃない
とかんがえてみる弱腰の差異へ行く