‪ゴダール『水の話』(Une histoire d'eau‬ 1958)

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ゴダール『水の話』(Une histoire d'eau‬ 1958)から五十年後に、『ソシアリスム』で、「貨幣は水のような公共的善であるべきだ」と語ることになる。‬

‪「都市」は包むものである。包むものは包まれない。だから「都市」を包むものがあるとしたら、そこで「都市」は包むものではなく包まれるものとしてあるということだ。さてその包むものを「水」と名づけることにしよう。まず、「水」は、包むものをもっていなければならない。包むものは、空集合的にある絶対差異としてある「平等」の理念しかない。包むものは、絶えず相対的差異のヒエラルキーを拡大生産する「貨幣」ではあり得ない。‬