2018-11-30から1日間の記事一覧

「大嘗祭」の問題

聖徳記念絵画館では、「五箇条御誓文」、「江戸開城談判」、「即位礼」、「神宮親謁」、「廃藩置県」、「岩倉大使欧米派遣」といった壁画のあとに、21番目の「大嘗祭」の壁画(1871)がくる。「靖國神社行幸」の壁画(1895)は64番目である。オフィシャルガイド…

卑近的史上あるいは至上的卑近 ー至上なものは卑近なものにある

至上なものは卑近なものにある。それはどういう意味か?至上なものが君主から国家へ移る近代に、人間は国家の位置をもつ。そこで客体の側の自らをみる主体の構造が成り立ったのである。‪しかし至上なものが卑近なものを住処とすることは、至上なものとの同一…