2019-04-22から1日間の記事一覧

‪『東風』( Vent d'est 1969 )

‪『東風』( Vent d'est 1969 )は、ハリウッドと修正主義、西欧とブルジョア的表象を非難する。映像と音への過剰な依存もブルジョアが生み出した多元主義がする幻想であるとして批判される。映画は何が疎外を形成するのかを明らかにすることによって、資本主…

『イタリアにおける闘争』( Lotte in Italia 1969)

『イタリアにおける闘争』( Lotte in Italia 1969) は、ゴダール、ジャン=ピエール・ゴランらが「ジガ・ヴェルトフ集団」の名で製作した。映画は最後まで、ブルジョア出身の女子大生の矛盾を抱えた抑圧された感情と共にある。映画は思考をともなった表象を…

『イタリアにおける闘争』( Lotte in Italia 1969)

『イタリアにおける闘争』( Lotte in Italia 1969) は、ゴダール、ジャン=ピエール・ゴランらが「ジガ・ヴェルトフ集団」の名で製作した。映画はずっとブルジョア出身の女子大生の矛盾を抱えた抑圧された感情と共にある。映画は思考をともなった表象をもた…

ゴダールの『アリア』Armide (episode in Aria 1987 )

ゴダールの『アリア』Armide (episode in Aria 1987 ) グローバル資本主義の時代に道徳的崩壊に向かっている歴史的に大変な事態なのに、究極のナルシズムの世界に溺れている無感覚さは、まさしく、内部に絡み取られた、危機感なき現在のことではないか?世の…

ゴダール “ 6 x 2 “ Six fois deux (sur et sous la communication) 1976

ゴダール “ 6 x 2 “ Six fois deux (sur et sous la communication) 1976 ゴダールは1972年に、ジガ・ヴェルトフ集団」(1968ー1972)を解散した。アンヌ=マリー・ミエヴィルともに映画製作会社「ソニマージュ」に設立するために、1948年以来25年間を過ごし…

ゴダールの『コンクリート作業』(Opération béton 1955)

ゴダールのスイスで撮ったデビュー作は、『コンクリート作業』(Opération béton 1955)である。 伝記によると、ゴダールはモノー家追放に帰結した、混乱のパリ時代の後、ダンデイな青年となる。この青年はブルジョア両親の厳格なモラルと、時代の進歩的息吹に…