2019-04-28から1日間の記事一覧
ゴダールの『勝手にしやがれ』(À bout de souffle 1959 )は古典となっている作品だ。古典となったという意味は、作品がどう語られたのかをどう語るのかという視点が問題となるということだ。『勝手にしやがれ』については、確立された映画の文法のなかで…
ゴダールのメイド・イン・USA』(’ Made in USA’ 1966 ) 「世界を創造する」というブルジョアが作った都市はなんと生きにくいのか、かくも疎外されているのだろうか。アナキズムの芸術はブルジョアと共有するものがなにもない。彼らの世界にたいして妥協…
ゴダールの『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』(Charlotte et Véronique ou Tous les garçons s'appellent Patrick 1957) ロメールが脚本を書いた、ロメール的ゴダール。この時代のゴダールは、政治的コミットメントからの離脱、大義の忘却、…