ストライキ

ストライキ

ロンドン滞在中地下鉄のストライキがあったので、これをBBCいかに伝えるか注意深く観察いたしました。交通の混乱・混雑に対する街の人々の不満の声。ストライキの意図が労働組合が期待するようには理解されていないギャップ。しかし権利の行使にたいして日本のマスコミが合唱するように「みんな」の「迷惑だ」という言い方をする者は皆無でした。さてFbの友人が「小選挙区化、連合の登場、社会党の解体が、日本をうんこにしました」と歎いていました。たしかに。そこから、うんこでもうんこなりの最大の抵抗を行うしかないのですが、3・11以降顕著となったのは、市民的蜂起の大手マスコミの警戒と恐れ、またあたかも警察主催のデモに従う市民自身も自らの蜂起を恐れているということ。最新の世論調査で「9条改憲、反対62%に増 解釈改憲も半数反対」という数字が出ましたが、しかしこの数字に大江健三郎のようにはそれほど楽観的になれません。3・11以降の市民的敗北の現実をみつめますと、安倍自民党にとっては、この程度のバランスなどはうんこのうんこんみたいなものとしてあざ笑っているのではないかと危惧します。地球の裏側までいく集団自衛権を推し進める安倍に向かって、怒りの特大うんこを投げるのはいつなのか、どうしたらいいのか・・・!?