'敵が攻撃してくるのだから集団的自衛権で自身をまもろう'という警告には、自分から攻撃して他の領土を奪い取りたいという自身の破壊的な欲望の巧みな転倒がある

転倒について

絶対に許されない欲望を容赦なく非難するのが、精神分析の検閲のシステムです。欲望はいかに、この恐しい検閲の検問所を通過できるか?答えは、欲望は反対物に偽装すればよいのです。それでうまく検閲を誤魔化せますから。だから、'敵が攻撃してくるのだから集団的自衛権で自身をまもろう'という警告には、自分から攻撃して他の領土を奪い取りたいという自身の破壊的な欲望の巧みな転倒がある。戦争の歴史を参照すれば、自衛を口実にしなかった侵略戦争はひとつも存在しなかったことがこのシステムから理解できます平和憲法は、安倍とその支持者には、改正できぬ検閲として立ち塞がっていますから、(説明する言葉としては) '絶対的戦争主義'とはいえずに、'絶対的平和主義'といっているだけだ、と、冷静に見抜かなくてはなりませんね