市民の権利を踏みにじる文化を決してみとめるわけにはいない!PAS DE CULTURE SANS DROIT SOCIAUX !

柄谷行人は八十年代から読み続け二十年以上は支持してきた知識人。「世界史の構造」(岩波書店) において柄谷が打ち出した「帝国=文化=世界」が、「現代思想(三月号)での丸川との討議によって、「帝国・儒教・東アジア」として具体的に語られたとき、(徐々に90年代から形成されてきた) その文化論的帝国論にNo!と決定的に言わなければならなくなった。誰にたいして抗議するのか?一か月前は柄谷に対してだとおもった。しかしこの数日間やっとわかってきた。抗議したいのは、その発表する公の場がなかったとはいえ、日本知識人と柄谷の思想に定位する全体主義言説を否定してこなかった自分自身にたいしてである。では、自分にたいしてなにを言うのか?一言だ。一言だけ。

市民の権利を踏みにじる文化を決してみとめるわけにはいない!
PAS DE CULTURE SANS DROIT SOCIAUX !

6月14日(土)13:00~15:30 会場:早稲田大学14号館教室
「思想史講座」 昭和思想史研究会:講座「中国問題」・第3回
「中国と〈帝国〉的視野─琉球チベット論」(子安)、
「柄谷の「交通」概念はどこに消えたか─討議「帝国・儒教・東アジア」批判」(本多)