<イスラエルが日本製の部品の武器を消費する>も、<日本企業がイスラエルを利用して武器を生産する>も、両者の間に本質的な区別がなくなっていく日はいつ来るのか?

イスラエルがガザで使用しているF-35爆撃機の部品の40%は日本製」 ?

これは、企業名の公表がないのでまだ信用することができない数字。が、もし事実だとすれば、日本企業のこれほどの関与は何を意味するのか? <イスラエルが日本製の部品の武器を消費する>も、<日本企業がイスラエルを利用して武器を生産する>も、両者の間に本質的な区別がなくなっていく日はいつ来るのか? ということを考えざるを得ない。溜息。改めて思うことだが、かくも武器の生産ほど、残酷かつ野蛮に、しかしこれほど確実に、過剰生産が、効率的な!消費に保証された管理体制があっただろうか?またたとえ40%が事実でないとしても、将来的にはこれに近づき、さらにこれを遥かに超えていく近未来についてだれもが考えるはず。これに関して、田母神の人気は一時的に過ぎないだろうが、投票において彼に委ねた苦しい若い層の間に、雇用の問題が常に武器生産とその輸出とリンクされてしか認識されなくなってくることは見逃せない。武器の生産の正当化に沿ってなにもかもカネの尺度で評価されていく。そうしてアベノミックスの中核に、この他者の死を量産化していく管理体制が陰険に増殖されていくばかりだ。これが限度なく一方的に直進していくまえに、いかに終わらせるのか?まだ間に合うとすれば、これからなにをすべきなのか?