『論語古義』(伊藤仁斎)


140字の『論語古義』

 ‪『論語古義』は言説と言説を媒介する場である。またその場は自らのうえに折りかさなる。「政は正である」(伊藤仁斎)といわれる。「政」と「正」のそれぞれの固有の歴史を探す近代主義原理主義ならば駄洒落しか聞きとらないかもしれない。あまりに表面的過ぎるが、深さなきこの滑らかな空間にこそ、「信」を問う「ポストモダン孔子は定位している‬とわたしは理解しているのだけれど