21世紀の言説空間

‪21世紀の言説空間はグローバル帝国論とグローバルデモクラシー論の<間>に揺れ動く。どんな政治体制にも侵入していく、この<間>は、脱コード化であり(近代から自立していく方向をもつ)再領土化である。たしかネグリポスト構造主義と(一国知に絡みとられない)ポストコロニアリズムを継承することの重要性を強調していた。サバルタンは語るためには、前近代を忘れてはいけないのだとおもう。そこでイスラムからは、近傍(近所)どうしの関係をいうポストオリエンタリズムの言説が語られるようになってきた。またアジアにおいてはポストモダン孔子の言説とそれを充実させる鬼神論の発見が重要な意味をもつようになってきたのではないだろうか。いかに、アジアにおいて形而上学(後者)とそれを解体していく批判哲学(前者)が成り立ったのかを考えること