2019-04-06から1日間の記事一覧

ゴダール『フォーエヴァー・モーツアルト』(For Ever Mozart 1996 )

‪『フォーエヴァー・モーツアルト』(For Ever Mozart 1996 )は、仏語の「pour rêver Mozart」(「モーツァルトの夢をみるために」の意)に聞こえるのは『フィネガンズ・ウエイク」の書き出しを思い出す。徴は至る所に。凡庸なものに読み解かれるのを待って…

ゴダール『アワーミュージック』(Notre Musique 2004)

Notre musique, c'est ce qui est à nous, c'est notre façon d'être , à nous, les Européens (Godard) ‪ ゴダール『アワーミュージック』(Notre Musique 2004)は、 「われわれの音楽」という始まりをもつ。ヨーロッパ人のアメリカからの自立的国家は、「わ…

ゴダール『さらば、愛の言葉よ』(2014)‬

‪ さらば、人間の愛の言葉よ。こんにちは、万物の愛の言葉よ。‪<ノマド>犬はVaudーレマン湖沿いにあるゴダールの故郷ーの森を彷徨う。人間の有限性という本来性の構成的言説に絡みとらわれないで、寧ろ万物の生成の道のラディカリズムに、ギリギリ理念的な内…

『ゴダール・ソシアリスム』とは何か

『ゴダール・ソシアリスム』は、2009年製作、2010年公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランス・スイス合作の映画である。ゴダールは芸術の世界に受け入れられている。この映画に哲学者アラン・バディウ(Alain Badiou)が出演しなければならなかっ…