アイリッシュ・フィルムセンター(IFC)

アイリッシュ・フィルムセンター(IFC)というEU基金の映画館は、元々歴史的に由緒あるクエーカー教徒の集会所でした。大きな工事をしても集会所の痕跡が消されることがないんですね。当時常連のジョンきていて、少ない運営予算のなかで、IFCが、この車いすの観客のアクセスを確保するという理想をもって、数年間工事しました。これはすごいことだとおもいました。さて博識なジョンのまえで、(日本の高校生ならば学んで知っている程度の) 憲法の話題を喋ったら、(不戦の誓いとか前文に書いてある理由ですね)、お前はヒューマニストといいます。あちらでは大変な時間をかけて学んで、ヒューマニズムの言説ールネッサンスから20世紀まで五百年の知を網羅するー 習得します。戦争に負けたこちらは、<戦わない国家><祀らない国家>という願いをともなって、ヒューマニズムの知を体系性をもって保存した憲法という大きな知を授かりました。それなのに、このままでは、安倍の体制のもとで、戦後の日本人の知性を養ってき憲法すらもその本質的な痕跡が消し去られようとしています。しかしこのままで本当にいいのでしょうか?