原発停止一年の意味

原発停止一年の意味

単純な計算ではありますが、もともと原発の供給する電気は全体の三割程度でしたし、(素人考えといわれても、それでもこの地震国にあっては、やはり原発の数は多過ぎ!)、その全部原発がとまったこの一年間で、原発の稼働がなくともなんとかやっていけたのだと一応証明されたのではないでしょうか。すくなくとも、それほどひどいことにはなりませんでした。無事に甲子園大会も中継できた (苦笑)。ちなみに原発停止と不況の関係をいう者もいたりしますが、3・11直前までこの経済は超酷い不況だったことをお忘れでしょうか?ただし考えておかなくてはならない問題があるとすれば、来日したチョムスキーがいう点ですが、今後も続くということも含めてこの一年間で日本が海外から輸入してきた石油消費の影響がもたらす地球温暖化の問題。たしかに地球の命にたいする責任があります。しかし安全神話のカタストロフィーを推進してきた自民党政権のもとで危険な原発再稼働にいくよりは、むしろ、グローバルに永遠の成長神話に支えられた経済のあり方を日本からかえていくことが、地球にたいする責任の方向ではないでしょうか。そういう意味で、実質的な雇用も増えないのに、いつまでもバブルを真似たアベノミックスは全く時間の無駄といわざるをえませんね。
(電気節約をいっておきながら、あの国産の戦闘機”心神"をつくるのにどんだけエネルギーをつかうのかしら?政府と企業は率先してこういう無駄をやめていくことでしょうよ)