「うるさいんだよ、戦争なんか起きないんだから」と、国会議事堂前の抗議者たちにむかって、説教的ヤジを飛ばしてくるおじさんたちがいますよね

「うるさいんだよ、戦争なんか起きないんだから」

と、国会議事堂前の抗議者たちにむかって、説教的ヤジを飛ばしてくるおじさんたちがいますよね。米国に従って行けば戦争に負けない、だから仮に戦争になってもすぐに勝つから安心しろ (まじめに働いたこの俺様の貯めたまじめな財産が理不尽な連中にとられちまうこともない)、と思っているのでしょうが、異常な戦争法の推進は、こういうなんでもかんでも金が決めるのだという快楽至上主義社会の思考停止によるもの。でもね、あなたたちがちょっとは考えなければならないこともありますよ。それは、イラク戦争でアメリカが戦争に初めて負けたというチョムスキーが指摘している決定的な事実ですね。依然と米国は中近東を支配しているが、(ベトナム戦争のように国内世論の反発で止めた場合とはちがって) 撤退せざるを得なくなったのです。負けている戦争だから泥沼的に長期化したというわけです。それと、1%と99%のアメリカでは、あなたたちのような中流がどんどん消滅していったという統計的事実と戦争との関係が指摘されています。