ゴダール論

‪その時代その時代の要請に答える形で映画を作ってきた、ゴダール最後の野心は、ヨーロッパ文明を支えた形而上学一神教との関係を、グローバル資本主義に抵抗する他者からの問題提起に答える形に変えていくことじゃないだろうか。そのために要請されていることといえば、形而上学と映画の関係を打ち立てること、遠いものと近いものを互いに近づけること、つまり至上なものの位置に見られる見る卑近なもの(共同体の身体)を接近させること‬