他者からの<許し>、他者の前の<約束>

他者からの<許し>、他者の前の<約束>。

自分達が何をしていたか自覚なく罪を犯かした場合、その国民が永久に自己を責めることは避けられません。この非人間性に陥る呪縛を断つのが、他者が与える<許し>です。この他者からの<許し>は、将来において過去の過ちを決して繰り返さぬという<約束>を伴います。つまり他者の前の<約束>のこと。さてここで、他者からの<許し>の倫理性が成り立つのは、他者からの介入においてです。とはいえ、自分が自身を許すことは不可能ではありません。実際に、安倍と安倍支持者たちは戦争犯罪にかんして自分で自身を許す行為にでていますね。そのことによって、他者を追放し始めているのです。つまり憲法の構造を殺しはじめています。これはそのまま、戦争を繰りかえさないと他者の前で誓った<約束>を壊すことに帰結していくでしょう。しかしこうして、日本人において、他者の前で、永久に自己を責める苦しみが決定的に始まるということも意味しております。なによりも恐ろしのは、この自己の罪悪感を消すためには、ふたたび戦争の暴力によってしか、その他者を殺戮していくしかなくなるという危険な悪循環の働きです