欧州議会の選挙結果について

労働党に不満をもつ労働者達の票は、前回ロンドン市長選のように、保守党に行くことはあっても、極右翼政党には行かないとされた。今回のブリュッセルの労働政策に対する当然の?反発を背景にした、UKIP(英国独立党) 人気は寧ろ一時的なものではないかと観る新聞の分析を、一か月前ロンドンの短い滞在中に読んだ。今回の欧州議会の選挙結果が深刻なのは、事実上極右政党が支えるUKIPのもとに労働党支持者の票が流れたことに尽きる。それは労働党の大敗北を意味するだけでなく、議会制民主主義の危機を意味するからである。今日なお一体誰が英国は極右翼の台頭が無いと言い続けるのか?ル・ペンのフランスに続いて、イギリスよ、ついにお前もか?自由と権利と民主主義を自ら牢屋に置くのか!?